寝ているときのよだれを止めたい!原因や対処法を解説

      2025/05/20

大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院で睡眠時のよだれについての解説

こんにちは、大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院です。

朝起きてみるとよだれで枕や口元が濡れていて恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
よだれは無意識に出るものなので睡眠中はどうしようもないことが多いですが、特に他人と寝室を共にする際には気になる問題です。

今回は、寝ているときのよだれの原因やその対処法について解説します。 自身の習慣や癖を見直し、健康で快適な睡眠を手に入れましょう。

 

睡眠中に出るよだれの原因

口呼吸

大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院で睡眠時のよだれについての解説

口呼吸は、睡眠中のよだれの代表的な原因です。

通常は、鼻で息をするのが人間の自然な状態です。

鼻呼吸をすることで、鼻毛や線毛、鼻粘膜がホコリや細菌、ウイルスの侵入を防ぐフィルターの役割を果たします。
しかし、口呼吸になるとこれらの機能が失われ、よだれが出やすくなるだけでなく、口内が乾燥したり、唇が荒れたりするようになります。

また、口内の乾燥によって、感染症のリスクも増加します。

口呼吸になる原因

風邪やアレルギー性鼻炎
風邪やアレルギー、花粉によって鼻づまりを起こしていると、鼻呼吸が困難になり、自然と口呼吸になってしまうことがあります。
鼻づまりは自覚しやすい症状なので、長期間続く場合には医療機関を受診し治療を受けましょう。
鼻詰まりが改善されることで、自然と睡眠中のよだれも改善される可能性があります。

口周りの筋力低下
口周りの筋力低下も、口呼吸の一因です。
口を閉じるための筋力は加齢や生活習慣によって低下し、口周りの筋力が低下すると、自然と口が開くことで睡眠時に口呼吸になります。
この筋力の低下は顔全体にも影響を与え、顔がゆがんでしまう可能性すらあるため注意が必要です。日々のトレーニングによって口周りの筋肉を鍛えることができるので、心当たりがある方は生活の中に取り入れてみると良いでしょう。

 

睡眠中の姿勢

睡眠中の姿勢も、よだれの原因です。
特に、低すぎる枕を使用して仰向けに寝ている場合、自然とあごが上がって口が開き、よだれが出やすくなります。
このような場合、横向きの姿勢で寝ると鼻呼吸がしやすくなりますが、横向きで寝ると口の端からよだれが出やすくなるため、適した高さの枕を使用することが何よりもの対処法です。

 

デジタル機器の影響

スマートフォンやタブレット、携帯ゲーム機の長時間使用は、肩こりや眼精疲労だけでなく、口呼吸にもつながることが知られています。
デジタル機器を凝視していると、顔が下向きになり、自然と鼻呼吸の気道が圧迫されてしまうためです。
あごを引き、目線を高くする姿勢を意識しましょう。また、適度に休憩をはさむことも大切です。

 

アルコールの影響

大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院で睡眠時のよだれについての解説

就寝前にアルコールを摂取する方は少なくありませんが、アルコールが体内から抜けないまま寝てしまうと、筋肉が緩み、口が開いてしまいます。
また、飲酒により身体が脱水状態になると、口内はさらに乾燥します。
このような状況は、健康に良くない影響を与えることもあるため、寝る前の飲酒は控えめにするようにしましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群

大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院で睡眠時のよだれについての解説

睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする睡眠時無呼吸症候群の分類の一つである閉塞型睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に口呼吸になりやすいとされています。
自分では気付きにくい疾患ですが、鼻づまりなどの兆候がないのに口が乾燥したり、起床時の頭痛や日中のだるさを感じたりする場合は一度医療機関で診察を受けるようにしましょう。

 

睡眠中に口呼吸になることのリスク

睡眠の質の低下

大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院で睡眠時のよだれについての解説

口呼吸になると、まず口や喉が乾燥します。
そして、鼻呼吸の「空気の温度や湿度を調整する機能」が働かなくなるため喉や気管に乾いた冷たい空気が直接入り込むことになり、気管や肺に余計な負担がかかります。
このように負担がかかった状態では、体が「呼吸が正常ではない」と判断して脳が覚醒状態になり、睡眠の質が低下するリスクがあります。

 

口臭の悪化

 大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院で睡眠時のよだれについての解説

睡眠中の口呼吸は、口腔内の唾液の減少を招きます。
唾液が減少すると、口腔内の洗浄作用が弱まり、食べかすや歯垢が口内に残りやすくなります。
これが細菌の繁殖を助長し、結果として口臭の原因になります。
特に朝起きた時に口臭が気になる場合は、口呼吸による影響を疑ってみましょう。

 

虫歯や歯並びへの影響

大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院で睡眠時のよだれについての解説

口呼吸は、口内の乾燥を引き起こします。
この乾燥により唾液の持つ殺菌作用が低下し、口臭や歯周病のリスクが高まることがあります。
また、口を開けたままの状態が続くと、歯並びにも影響を与えることが分かっています。
前歯に必要な圧力がかからず、出っ歯などの歯列不正の原因となることがあるため、注意が必要です。

 

風邪などの感染症リスク

鼻呼吸をしていると、鼻毛や粘膜が空気中のウイルスや病原菌などの侵入を防ぎます。
一方で口呼吸の場合、これらの微細な異物が直接気管に入り込んでしまうため、鼻呼吸よりも病原菌の感染リスクが高くなります。

 

睡眠中の口呼吸対処法

口周りのトレーニングをする
口周りの筋力向上のために、日常的にトレーニングを行うと良いでしょう。
例えば、食事中によくかむ習慣をつけることやガムをかむことは咀嚼筋を鍛えるのに役立ちます。
また、あいうべ体操などの口周りの運動を行うことも筋力の向上・維持につながります。

日中から鼻呼吸を意識する
口呼吸が癖になっている場合、意識的に鼻呼吸をすることが重要です。
日中に意識的に鼻で呼吸を行うことで、徐々に体がその状態に慣れていき、就寝時も鼻で呼吸がしやすくなります。

口呼吸を防止するテープを活用する
寝ている間に開いてしまう口を閉じるため、ドラッグストアなどでは専用のテープが販売されています。
これらのテープは口呼吸の防止に加え、いびきの緩和にも役立ちますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

医療機関を受診する
口呼吸の根本原因が疾患にあると考えられる場合は、医療機関の受診が必要です。
疾患ではないものの、舌が短いことで口呼吸が起こっている場合もあります。
一度医療機関での診察を受けて正しい原因を把握することは、よだれや口呼吸だけでなく、その背景にある健康トラブルの改善にもつながります。

 

まとめ

大府市(愛知県)の歯医者、斎藤歯科医院

睡眠時のよだれは、原因に応じた対策をとることで改善が期待できます。
生活習慣の見直しや口周りの筋力トレーニング、いびき防止テープの活用や医療機関の受診など、原因に合った対策をとることで、よだれを気にせずにリラックスして睡眠をとりましょう。

 



斎藤歯科医院:https://saito-oobu.com/

〒474-0025 愛知県大府市中央町4-252
電話:0562-47-3521

交通アクセス
大府駅東口徒歩5分
お車でお越しの方:無料駐車場8台あります。

PAGE TOP